OPX2【OPX2】

プラニスウェアソリューションの以前の名称。2009年にP5がリリースされ、 OPX2は「Planisware Enterprise」に名称変更されました。

【earned value management system (EVMS)】...EVMS、アーンドバリュー・マネジメント・システム、アーンドバリューマネジメントシステム (EVMS)  

アーンドバリューマネジメント手法を使用してプロジェクトやプログラムを計画・制御するために用いられれるツールとプロセスのセット。

EVMSを有効にするには、コスト、スケジュール、作業範囲のマネジメントの統合、プロジェクトやプログラムの進捗を測定するためのベースライン計画の確立、アーンド・バリュー・マネジメントシステムを適用したプロジェクトモニター、 問題に対する注意を怠らず、是正・緩和措置を行う必要があります。

EVMSの構成に関する参照文書は、米国のANSI / EIA規格748、ドイツのDIN 69901、および英国のBS6079です。

参考記事:プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)の概要 第1回目:プロジェクトエコノミー時代における必須のマネジメント手法

アイディエーション【ideation (or idea generation)】  

アイデアを生み出し、開発し、伝達するプロセスのこと。 PPMにおいては、アイディエーションという語はより広義に用いられ、アイデアを評価、比較、選択するプロセス、およびこれらのアイデアをグループ分け、統合することで新規プロジェクトの提案や既存のプロジェクトの拡張に活かすプロセスを含みます。 アイディエーションはPPMで重要な戦略的役割を果たします。アイディエーションにより、組織のイノベーション能力が強化され、その結果、長期にわたってポートフォリオの持続可能性と更新が可能になります。 これまでにの研究により、コンセプト段階でのエラーが最も長期にわたる影響を与えることが示されているため、アイディエーションマネジメントプロセスはプロジェクトの成功・失敗を左右するといえます。

アジャイル・ステージゲート【Agile Stage-Gate】...アジャイルステージゲート  

最新式のステージゲートプロセス。アジャイル・ステージ・ゲートは、従来のステージゲートプロセスの構造(フェーズとゲート)に、自己組織化されたチームとアジャイル開発の短いサイクルのイテレーション(ほとんどの場合スクラムから派生した)を組み合わせます。

アジャイル・ステージゲートは、実用的な製品提供にフォーカスした短期間のイテレーションを導入することにより、顧客とユーザーからのフィードバックの頻度と速度を高めることを目指しています。 これにより、チームは、組織とその顧客に最上の価値ある製品を提供するための開発に集中でき、市場の変化に即座に対応することができます。

エンタープライズ・アジャイル・フレームワーク【enterprise agile framework】...エンタープライズアジャイルフレームワーク, SAFe® (Scaled Agile Framework:スケールド・アジャイル・フレームワーク)

アジャイルの原則とプラクティスを企業に合わせてスケーリングし、(数百または数千のチームメンバーで構成される)多数のアジャイル大規模チームの管理が必要とされる中でアジャイル開発方法を確実に提供し続けるという特に難しい課題に取り組むことを目的としたアジャイル方法の一種。

SAFe® (Scaled Agile Framework:スケールド・アジャイル・フレームワーク)

キャパシティプランニング【capacity planning】...キャパシティプラン、キャパシティ・プランニング、キャパシティ計画  

短期・中期、および長期的に予測される需要に適応した必要な生産量を推定するために使用される一連のツール、ストラテジー、および手法のこと。 このデータにより、組織は対応するリソース要件(機器、従業員、設備、システムなど)を算出し、無駄なリソースや過剰生産を最小限に抑えたり、リソースや製品の不足を防ぐことができます。 キャパシティプランニングのアプローチには、リードストラテジー(予想される需要増に合わせてキャパシティを増やす)、ラグストラテジー(実際の需要量に応じて需要が増減する)、およびマッチストラテジー(需要が増加し始めたとき、トレンドを先取りできるようにキャパシティを増やす)があります。

クリスタル方法論【crystal methodologies】...クリスタル、クリスタル・ファミリー、クリスタル手法  

プロジェクトの規模、複雑さや重要度に応じて開発を行うために定義されたアプローチ群のこと。

クリスタル方法論では以下7項目が重要となります:数カ月ごとの頻繁なデリバリー、リフレクティブに改善すること(パフォーマンスに基づいたフィードバック)、密なコミュニケーション(チームメンバーが同じ部屋もしくは建物にいる必要があります)、(ソフトウェアが人命に影響を与える場合、チームメンバーが自由に話せる環境とエンドユーザーに対する)安全性、(中断することなく最優先の問題に)フォーカスすること、専門家ユーザーへ簡単にアクセスできること、テストおよび統合の自動化。

効率的フロンティア【efficient frontier】...有効フロンティア

一連のプロジェクト提案から、投資または利用可能なリソースの各レベルにおいて、組織に対し最大の価値を提供する最適なプロジェクトポートフォリオ(プロジェクトの選択)を見つけるための金融ポートフォリオ理論から派生した方法。

 【continuous planning】...継続的な計画、継続的計画、継続的プラン

継続的プランニングは、プランを継続的に更新し、年次または半期のプランから変更する方法です。プランは、内的または外的要因(優先順位の変化、特定のプログラムの予期せぬ遅延、 ビジネス環境の変化など)の発生により常時修正されます。

継続的プランニングは、変化する状況に適応でき、短期的で柔軟なプランニングを行うアジャイル開発とリーン開発の実装に強く関わっています。

多くのスタディマネジメントはチームレベルにのみフォーカスしていますが、継続的プランニングは、戦略、ポートフォリオ、製品レベルに至るまで、組織におけるあらゆるレベルで機能を発揮します。

 

【product portfolio】...製品ポートフォリオ

プロダクトポートフォリオは、開発中のイノベーションから廃止予定のレガシー製品に至るまで、企業の全製品で構成されています。 製品のカテゴリやタイプ、製品ラインの別、個々の製品を含む場合もあり、各製品の現状と予測される市場ポジションの全体像を経営陣に提示し、それらを一貫したエンティティとして管理できるようにします。

ポートフォリオのなかで最も広く認知されている製品評価方法は、市場成長率と相対的な市場シェアに従って製品をプロットするBCGマトリックスです。 結果のマトリックスは、各製品の成熟度と収益性のビジョンを提供します。"

 

プログラム【program(me)】... programme, program

"プログラムとは、大きな目標に到達するべく、ともに管理された関連するプロジェクトとアクティビティのことです。

例を挙げると、新しい車種開発ならば、範囲=プログラム(例:Ford Focus)、モデル=プロジェクト(例:Ford Focus Zetec Navigator)と説明できます。 新しい飛行機のローンチはプログラム、各機能やシステムはプロジェクトです。

プログラムは、プロジェクトがどのように実行されるか、戦術的な目標にフォーカスしています。 それに対し、ポートフォリオは、どのプロジェクトとプログラムを実行するか、誰がリソースを優先されるべきか、戦略的目標に関わるものです。"

 

パラメトリック推定【parametric estimation】...係数見積り、パラメトリック手法、パラメトリック見積り

プロジェクトのコストと期間を推定する方法。特にライフサイエンス、エンジニアリング、建設業界で用いられ、事前に定義されたアルゴリズムを使用してプロジェクトをモデル化します。

パラメトリック推定は、正確で信頼性の高い推定方法の1つと考えられていますが、事前に甚大な労力を要します。

バーンダウンチャート【burn-down chart】...バーンアウト・チャート、バーンダウン・チャート

時間に対する作業残量を把握するためにアジャイル開発で使用されるチャートのこと。 典型的なバーンダウンチャートは、縦軸に未処理の作業(機能の数、目標期日、チーム日数など)を、横軸に時間(日程、イテレーション、スプリントなど)をプロットします。 バーンダウンチャートは、作業の進捗管理を行う上で理想と実際の状況を照らし合わせることで、潜在しているスケジュールのオーバーランやワークペースの問題を早期に検出する際に非常に役立ちます。

 

 

プロダクトライフサイクルマネジメント【product lifecycle management (PLM)】...製品(商品)ライフサイクルマネジメント、製品(商品)ライフサイクル管理、PLM  

製品の最初のアイデアから設計、開発、製造権利、製品の終わりに至るまで、エンジニアリングの観点から管理プロセスを指す包括的な用語。

プロダクトライフサイクルマネジメント(PLM)は、エンタープライズリソースプランニング(ERP)、サプライチェーンマネジメント(SCM)、およびカスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)と合わせて、現代ビジネスにおける4つの重要戦略と見なされており、最大限の効果を発揮するためには、他の3つと統合される必要があります。

PLMは、製品の成熟度に合わせて、新製品開発、維持、衰退期のマネジメントの3つの主要なフェーズに分けることができます。

テクノロジーロードマップ【technology roadmap】...テクノロジー・ロードマップ  

新製品・プロセス、新しいテクノロジーを中心としたロードマップの一種。 テクノロジーロードマップは、現在のテクノロジーにおけるどの程度の変化増が、既存の市場を破壊するポテンシャルのある新製品へと発展していくか、あるいは重要な技術ギャップ(および研究開発投資の機会)がどこに生じているかを特定するのに非常に役立ちます。 また、現在および将来のニーズが何か、ニーズをかなえるためには何が必要かについてコンセンサスを得るのに役立ち、R&Dでの試みを組み合わせることにより、より最適で、より効果的な結果を得られる領域を見つけることができます。

ドマドブ【DMADV methodology (DMADV)】...DMADV、シックスシグマ、シックスシグマ手法

シックスシグマ品質を確実なものとすることを目的とした、(既存のものの改善ではない)新しいサービス、製品、プロセスの開発方法論。

DMADVは5つの異なるフェーズで構成されます。

1)定義フェーズ:問題、目標、顧客のニーズを定義  2)測定フェーズ:定量化すべきパラメーターの特定、測定方法、データの収集 3)分析フェーズ:オプションと設計の代替案の開発分析 4)設計フェーズ:これまでの手順の結果を使用して選択した代替案で設計 5)検証フェーズ:設計が実際に機能することを検証し、生産・販売を開始する

デザインフォーエックス【design for X (DfX)】...DFX、DfX、デザイン・フォー・エックス

プロダクトの生産、サービス、廃棄段階を含む全体の最適化を図ることを目的とした設計段階における一連の方法論のこと。 Xは、プロダクト開発の最適化されるべき側面を指します。 このような方法論の例には、DfM(製造性考慮設計:製造段階で発生しうる問題を設計段階で考慮すること)、DfR(信頼性考慮設計:一定期間製品の故障を防ぐこと)、DfL(物流コストを最小化すること)があります。

ディスラプティブイノベーション【disruptive innovation】...ディスラプティブ・イノベーション、破壊的イノベーション

製品、サービス、プロセス、テクノロジーに予期せぬ創造的な変化をもたらすことにより、新たな市場を生み出す、あるいは既存のマーケットを根本から変えてしまうイノベーションのこと。 複雑または高価な製品・技術分野に対し、シンプルさ(および直感性)、手頃な価格、便利さ、アクセスのしやすさをもたらします。

優良企業が陥る失敗の多くは、破壊的イノベーションの影響によるものでした。予想しえないほどの損失を補填することは難しく、重大なリスクをもたらします。

 

ロングレンジプランニング【long-range planning】...長期計画

機会、脅威、成長と拡張の領域、いかなる制約が起こりうるかを特定し、潜在的な混乱に対し備えることにより、通常用いられる短・中期以上の視野で、組織やその環境を見ることを目的としているビジネス上の計画。

長期計画は戦略レベルで実行され、多くの場合、現状とトレンドからの予測に基づいています。

ユーザー機能駆動開発【feature driven development (FDD)】...FDD、フィーチャー駆動型開発、機能駆動型開発

FDDプロジェクトは、モデル(ドメイン)の作成から始まります。このモデルは、2週間未満(通常1〜3日)で実装できる機能に分割されます。 各機能は、反復かつ漸進的なプロセスに従って計画、設計、構築されます。 プロジェクトの進捗状況は、色分けされた中央の機能リストによってモニターされ、オブジェクトモデルはイテレーションごとに更新されます。"