はじめに戦略はある。プロジェクトも動いている。現場は忙しく、誰もサボっていない。それでも経営者は、どこかで違和感を抱えています。• なぜこのプロジェクトをやっているのか、明確に説明できない• 本当は止めたほうがよいと感じているプロジェクトを、止められない• 人も予算も足りないが、その理由を論理的に示せない• 多くの取り組みをしているのに、経営成果につながっている実感がないこれらは、個々のプロジェクトや担当者の問題ではありません。経営として「プロジェクトを選択し、集中するための意思決定の仕組み」が存在しないことに起因する課題です。 プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)とは、複数のプロジェクトを経営戦略と整合させながら評価し、優先順位を決め、正しいプロジェクトを、正しいタイミングで、適切な資源で実行するための経営フレームワークです。PPMは、管理のための仕組みではありません。経営層の意思決定を後押しし、決断を組織として実行可能にするための仕組みです。感覚や経験に頼らざるを得なかった判断を、比較可能な情報と共通の判断軸で整理することで、決定を「属人的なもの」から「再現性のあるもの」へと変えていきます。これが、「決定を科学する」ということです。PPMが機能すると、経営の景色はこう変わります• 「なぜこのプロジェクトをやるのか」を、誰もが説明できる• 戦略と現場の活動が、一本の線でつながる• 優秀な人材が、最も価値を生む取り組みに集中できる• 投資判断に迷いが減り、決定のスピードが上がる• プロジェクトが増えても、組織が疲弊しにくくなるプロジェクトが増えるほど混乱する組織ではなく、プロジェクトが増えるほど、戦略が研ぎ澄まされていく組織。PPMが目指すのは、そんな経営のあり方です。 なぜ今、日本企業にPPMが必要なのか日本企業の多くでは、• 残業や現場の努力、調整力で埋めることで、プロジェクトを何とか成立させてきた• 経営判断が、暗黙知や経験に支えられてきたという背景があります。しかし、事業環境の変化が激しく、選択と集中が求められる現在、「頑張る現場」だけでは、経営の意思を実行しきれなくなっています。PPMは、経営の意思を、プロジェクトという具体的な行動に翻訳するための経営戦略と現場をつなぐ共通言語です。 本トレーニングの目的本トレーニングは、PPMツールの操作習得や、短期的な成果を目的としたものではありません。• PPMの本質的な考え方• 経営とプロジェクトをつなぐフレームワーク• なぜPPMがうまく機能しないのか、その背景と構造を整理し、中長期的な視点で、経営とプロジェクトの関係を整理することを目的としています。このような方におすすめです経営層/事業責任者• 戦略に基づいた投資判断を、組織として実行したい• 「やる/やらない」を感覚ではなく根拠に基づいて判断したい経営企画部門/経営管理部門/ポートフォリオマネージャー• 全社視点でプロジェクトを俯瞰し、優先順位を明確にしたい•属人的な説明に頼らず、共通の判断軸を持ち、仕組みとして意思決定を支えたい• 部門最適ではなく、全体最適の意思決定を支えたいPMO• 戦略とプロジェクト間の整合性を保ち、実行力ある運営を行いたいプロジェクトマネージャー• 自身のプロジェクトが、経営戦略にどう貢献しているかを理解したいリソース管理・人材管理担当者• 感覚ではなく、根拠を持ってリソース配分を判断したい本トレーニングで得られること• PPMの全体像と基本概念を、経営視点で理解できる• PMとPPMの役割の違いを整理できる• 経営者が「決められない」構造的な理由を理解できる• 自社にPPMを適用する際の論点が明確になる※本トレーニングは、特定のツール操作ではなく、PPMを「経営の型」として理解することを重視しています。開催形式・日程形式:オンサイト開催(法人向け)※ハイブリッド開催についても相談可能※企業の課題に応じて、内容のカスタマイズも可能です次の一歩へPPMが自社にとって本当に必要なのか。どこから着手すべきなのか。経営の意思決定を、より確かなものにするための第一歩として、本トレーニングをご活用ください ご利用までの流れStep1:お問い合わせ:研修カリキュラム、費用、受講者数についてなど詳細はフォームよりお問い合わせください。Step2:貴社の状況に応じて最適な研修にするため、研修の想定ご参加者、参加人数、PPM研修へ期待する成果、貴社の課題、日程、ご予算などをヒヤリング致します。ご要望などもお気軽にお申しつけください。Step3:ご提案、ご契約、発注。貴社の状況に応じて開催方法や内容をカスタマイズしてご提案いたします。追加のフォローアップ研修などもご提案させていただく場合があります。 Step4:ご希望に沿った日程や開催形式で研修を実施し、PPMを用いた意思決定に自信を持てる状態を目指します。