2019年11月19日、ドイツのトップ自動車メーカーがプロジェクトポートフォリオ管理ソフトウェア、プラニスウェア・エンタープライズの最新リリース(6.3)にバージョンを変更しました。管理するプロジェクト数は120,000件、登録ユーザー数は16,000人という大規模なアップグレードとなりました。
各顧客の車両開発プロジェクトには450件以上のサブプロジェクトと40,000件もの関連作業がある場合があるため、成功させるにはスケジュールの調整が重要なファクターとなります。総合車両開発部が全体的なスケジュールのテンプレートを用意し、スケジュール構成の結合を行いますが、新規車両プロジェクトを作成するのみならず、早い段階で対応する車両スケジュールも調整します。中央部署が、調整したスケジュールをリリースし、各部署と製品ラインがその後のプランニングを担当します。
同社OEMはグループ全体の車両開発プロジェクトを管理するために、2016年にこれまでのシステムに変えて、4部署すべてでプラニスウェアのプロジェクトポートフォリオ管理ソフトを使うことにしました。2017年6月にグループ全体で使用開始する前に、10,000件のプロジェクトと600人のシステムユーザーを抱える2輪部門で試験プロジェクトを行い、成功しました。
2020年のリリースに備え、会社全体のキャパシティ障害を分析するため、現在、統合リソースマネジメントの試験を実施しています。ここから出たプロジェクト構想は、戦略的、経済的視点から優先されます。
このOEMは、ワークショッププランニングなど他の実装も行っており、メカトロニクスや測定技術者の状況や活用、数百台もの試験台や試験リフトの配備時間などを、プラニスウェア・エンタープライズを使用して調整しています。1日から2ヵ月かかるワークショップに対する注文の契約者は、会社内外の開発部門かエンジニアリングサービスのプロバイダーです。