複数のプロジェクトを同時に進める企業では
「重要プロジェクトに必要な人材や予算を集中できない」
「どのプロジェクトを優先すべきか決められない」
「新しいプロジェクトは増えるが、既存プロジェクトを止められない」
といった課題が起こります。
それぞれのプロジェクトには計画があり、PMがいて、進捗やリスクも管理されています。
各プロジェクトの立場から見れば、自分たちのプロジェクトを計画通り進めようとすることは当然です。しかし、個々のプロジェクトを正しく管理することと、会社全体として最適な判断をすることは、必ずしも同じではありません。
すべてのプロジェクトを同じように守ろうとすると、限られた人材や予算が分散し、本当に重要なプロジェクトに必要な経営資源を集中できなくなることがあります。
こんなプロジェクト管理の悩みはありませんか?
- どのプロジェクトも「優先度が高い」とされ、優先順位を決められない
- 複数のプロジェクトが、同じ人材や専門スキルを取り合っている
- 重要プロジェクトに必要な人材を配置できない
- 経営戦略上の優先順位と、実際の人材・予算配分が一致していない
- 優先順位の低い案件にも人材や予算が配分され、重要案件に十分な経営資源を振り向けられない
- 新しいプロジェクトを始める一方で、既存プロジェクトへの投資を見直せない
- 個々のプロジェクトはGreenでも、全体ではリソース不足や大きなリスクを抱えている
- プロジェクトを「続ける・変更する・止める」という判断ができない
こうした問題は、PM個人のプロジェクト管理だけでは解決できません。
必要なのは、個々のプロジェクトの状況を正しく把握するプロジェクトマネジメントと、複数のプロジェクトを会社全体の視点で比較し、優先順位や経営資源の配分を判断するポートフォリオマネジメントをつなげることです。
「プロジェクトを正しく進める」から「正しいプロジェクトを進める」へ
重要なのは、すべてのプロジェクトを計画通り進めることではありません。
「プロジェクトを正しく進める」だけではなく、
「正しいプロジェクトを進める」こと。
そのためには、個々のプロジェクトの
計画 × 進捗 × リスク・Issue × リソース × 予算・コスト × 優先順位
といった情報を、プロジェクト単位だけで見るのではなく、複数のプロジェクトを横断して捉える必要があります。
そのうえで、
- 会社として、どのプロジェクトを優先するのか
- 限られた人材や予算を、どこに配分するのか
- どのプロジェクトに追加投資するのか
- どのプロジェクトを見直すのか
- どのプロジェクトを続け、変更し、場合によっては止めるのか
を判断できる仕組みが必要です。
プロジェクトマネジメントとポートフォリオマネジメントをどうつなぐのか
プロジェクトマネジメントでは、個々のプロジェクトの計画、進捗、リスク・Issue、リソース、予算・コストなどを把握し、プロジェクトを適切に進めます。
一方、ポートフォリオマネジメントでは、複数のプロジェクトを横断して比較し、経営戦略や事業上の重要度を踏まえて、優先順位、投資、人材・予算の配分、継続・変更・中止などを判断します。
個々のプロジェクトでは合理的な判断が行われていても、それだけでは会社全体として最適になるとは限りません。
プロジェクトマネジメントとポートフォリオマネジメントがつながることで、
「個別プロジェクトとして正しい判断」から、
「会社全体として正しい判断」へ。
プロジェクトの情報を、単なる報告ではなく、会社としての意思決定につなげることができます。
第4回で考えること
本シリーズではプロジェクトが計画通りに進まなくなる要因を、さまざまな角度から見てきました。
第1回では、
「なぜプロジェクトは計画通りに進まないのか」を構造として捉え、
第2回では、
リスクがIssueになる前に捉え、早く相談し、早く判断する方法を考え、
第3回では、
リソース制約や優先順位の衝突によって、計画が止まる構造を整理してきました。
最終回となる第4回では、これらのプロジェクトマネジメントの情報を、複数プロジェクトを横断して見るポートフォリオマネジメントにつなげます。
PM、PMO、部門マネジメント、経営層が、同じ情報をそれぞれに必要な粒度で共有しながら、
「会社として、今どこに人材や予算を使い、何を優先し、何を判断すべきか」
を考えられる仕組みを整理します。
このウェビナーで得られること
- なぜ個別プロジェクトの最適化だけでは、会社全体の最適化につながらないのかがわかる
- 複数プロジェクトを横断して、何を優先すべきか判断するための考え方がわかる
- 限られた人材・予算を、重要プロジェクトに配分するための視点が得られる
- 進捗・リスク・Issue・リソース・予算の情報を、会社としての意思決定につなげる方法を整理できる
- プロジェクトを「続ける・変更する・止める」判断の考え方がわかる
このような方におすすめです
- 重要プロジェクトの遅延や停滞を未然に防ぎたい経営層・マネジメント層
- 複数プロジェクトの優先順位やポートフォリオ管理に関わるPMO・プロジェクト管理部門
- 複数プロジェクト間の人材・予算配分に課題を感じている方
- プロジェクト間でのリソース競合やキーパーソンへの負荷集中に悩んでいるプロジェクトマネージャー
- 経営戦略とプロジェクトの優先順位をつなげたい方
- 新規プロジェクトの開始や、既存プロジェクトの継続・変更・中止判断に関わる方
- プロジェクトマネジメントやポートフォリオマネジメントの仕組みを高度化したい方
- Planiswareを活用中、またはプロジェクト管理・ポートフォリオ管理・リソース管理基盤の導入を検討している方
よくある質問
Q. プロジェクトマネジメントとポートフォリオマネジメントの違いは何ですか?
プロジェクトマネジメントは、個々のプロジェクトを計画・実行・管理するための活動です。
ポートフォリオマネジメントは、複数のプロジェクトを横断して比較し、会社としての優先順位や人材・予算の配分、投資判断を行うための活動です。
Q. 複数プロジェクトの優先順位は、どのように決めればよいのでしょうか?
プロジェクト単位の緊急度だけではなく、経営戦略との整合性、事業価値、リスク、必要な人材・予算、他プロジェクトとの依存関係などを横断して判断する必要があります。本ウェビナーでは、そのための考え方を整理します。
Q. なぜ重要プロジェクトに必要な人材や予算を集中できないのでしょうか?
それぞれのプロジェクトが個別に最適化され、会社全体の優先順位と人材・予算配分が十分につながっていないことが一つの要因です。複数プロジェクトを横断して状況を把握し、優先順位に応じて経営資源を配分する仕組みが必要です。
Q. プロジェクトを止める・変更する判断は、いつ行うべきですか?
進捗やコストだけではなく、事業価値、経営戦略との整合性、リスク、必要な人材・予算、他の重要プロジェクトへの影響などを継続的に確認し、必要に応じて投資や計画を見直すことが重要です。
開催概要
- 日時:2026年8月28日(金)
- 時間:12:00~12:30
- 形式:オンライン
- 参加費用:無料
- 登録方法:事前登録制(本ページよりお申し込みください)
スピーカー
谷 美智代
VP, Life Science, Business Development
お問い合わせ先
Email:webinarinfo@planisware.com
重要プロジェクトを本当に前に進めるために、
プロジェクトの状況を「報告する」ための管理から、会社として「判断する」ための管理へ。
プロジェクトマネジメントとポートフォリオマネジメントをどうつなげればよいのか、一緒に考えていきます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。